
早出川土地改良区について
本土地改良区は、五泉市・新潟市・阿賀野市の3市から成り、東は菅名岳をはじめとする当方山々より阿賀野川まで、西は五泉市牧より新潟市小口までの西方山沿い、南は五泉市矢津から北部と大蒲原を結び、北は阿賀野川と能代川にはさまれており、これらに囲まれた平坦な地域である。


地区の概要
1.地域の現況
- ・地形
- 本地域は、東西南部の三方を山に囲まれ北部は五泉市街を取り囲んだ、概ね辺長が約9㎞の四角形を呈した平野部で、河川は阿賀野川、早出川及び能代川の三河川を要している。標高は東西両地域の南側に42m~ 44mを示す最高位部があるが、全体的には標高20m~ 10mと概ね平坦な耕地が東南から北西に向かって傾斜している。農地はほとんどが水田で、中央の南側と北側地域に大きな畑地帯がある。
- ・気象
- 本地域は下越地区の南部に位置し、冬期間の積雪も新潟県としては比較的少なく、豪雪地帯の一部地域(村松地域)を除いて根雪期間も短い地帯である。5月下旬から7月上旬までの梅雨期間は降雨量も多く、しばしば冠水被害が発生している。春は結露が少なく凍害は希である。また、東風の影響により一部地域で風被害も時々みられるが、夏期の気温は高く稲作に適した主要米作地帯である。
2.水利状況
- ・用水状況
- 本地区の水源は阿賀野川と早出川の二河川に求め、それぞれ阿賀野川頭首工、早出川頭首工より取水し国営阿賀野川用水農業水利事業で造成された幹線水路を経て地区内の耕地にかんがいしている。また、末端受益の用水不足と干ばつに伴う河川の水不足に備えるため、揚水機を多数設置している。
- ・排水状況
- 本土地改良区の荘之江工区、村松郷工区、五泉工区の一部は信濃川水系である能代川を中心に荻曽根川、牧川、辻川、五部一川、後田川、宮古川、滝谷川に自然排水される。東部工区、五泉工区の一部は阿賀野川水系による新江川、三兵川、大沢川、尾白川、太田川より早出川へ自然排水される。
地区の沿革
1949年、土地改良法が制定された。
1951年~1953年にかけて、荘之江・五泉・村松郷・早出川東部の各土地改良区が設立された。
1999年4月1日 四土地改良区が合併して「早出川土地改良区」となった。
2004年4月1日 新事務所移設。
組合員数・地目別地積(令和6年4月1日現在)
組合員数 3,544名
地目別地積 単位:ha
五泉市 | 新潟市 | 阿賀野市 | 計 | |
---|---|---|---|---|
田 | 3,526.8 | 1.2 | 1.2 | 3,529.2 |
畑・その他 | 404.7 | 0.1 | 0 | 404.8 |
計 | 3,931.5 | 1.3 | 1.2 | 3,934.0 |

五泉市特産さといも「きぬおとめ」